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3.短眠(短時間睡眠)とは?

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ここでは、まず、睡眠に関する基礎知識を整理し、これに引き続き、短時間睡眠法の原理や短眠法の実践で得られる時間についてご説明いたします。

(1) 睡眠の目的

睡眠には、いくつかの重要な目的がありますが、主なものを列挙すると以下のとおりです。

 1.脳を休めること
   起きている間、常に活動している脳を休息させ、以後の活動のためのエネルギーを蓄えます
 2.体を休めること
   筋肉を弛緩させることで休息を与えるとともに、疲労物質である乳酸※1)を処理します
 3.自律神経を休めること
   交感神経※2)および副交感神経※3)からなる自律神経に休息を与え、調子を整えます
 4.ホルモンを分泌すること
   睡眠中にしか分泌されない成長ホルモン※4)や下垂体ホルモン※5)などを分泌します

※1)解糖の最終生成物であり、筋肉中に蓄積されると疲労の原因となる
※2)一生懸命に何かをしているときに働く神経で、脳に血液をたくさん送り込む役割がある
※3)リラックスしているときに働く神経で、緊張状態からのんびり状態に体を切り替える役割がある
※4)子供の時は、主に骨や筋肉などの発育に必要な役割があり、大人になってからは、体の機能修復に大きな影響を及ぼすホルモンである
※5)ノンレム睡眠の発生に深い関係があると言われている

(2) 睡眠のメカニズム

睡眠は、大きく 「レム(REM:Rapid Eye Movement)睡眠」 と 「ノンレム睡眠」 に分類することができます。前者は、英語表記のとおり、「眼球が高速運動している」状態を意味します。


レム睡眠 : 優勢な脳波がθ波であり、体はほとんど動かない。しかし、脳は盛んに活動しており、激しい眼球運動が認められる。深い睡眠ではない。脳の働きは、インプットされている情報を整理することにある。夢を見るのはレム睡眠中に多く、夢に見たことをそのまま行動してしまうと危険なので、筋肉を弛緩させ、体が動かないようになっているとも言われる。

ノンレム睡眠 : 脳が休息状態にあり、激しい眼球運動は見られない。
活動状態 優勢な
脳波
脳波の
振動数
はっきりと目覚めた状態 β波 13Hz
目を閉じて安静 α波 8〜13Hz
深い安静状態
(声を掛けたり体を揺すったりすると、すぐに目を覚ます)
θ波 4〜8Hz
さらに深い眠り
(少々の音や振動ではピクリとも反応しない)
δ波 4Hz以下

(3) 短時間睡眠法(短眠法)の原理

一般的に、熟睡が得られるノンレム睡眠は、寝始めの10〜20分以内に現れ、3時間程度の間に集中して現れます。以降は、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れますが、レム睡眠の方が多くなっていきます。


実験により、長時間睡眠者と短時間睡眠者を比較してみると、両者とも同じぐらいノンレム睡眠をとっているそうです。これに対して、レム睡眠は、後者の方が大幅に短いそうです。


これらから分かることは、睡眠の効率を良くすることで必要以上にレム睡眠の時間をとらないようにすれば、全体として睡眠時間を短縮することができ、3時間程度にて足りるということです。


ただし、この3時間程度にて必要なノンレム睡眠を確保するためには、熟睡できることが必要となります。睡眠は、長さよりも深さが大切で、熟睡することができれば、短時間にて脳や体を休息させることが可能なのです。逆に長すぎる睡眠の問題点は、既に「1.長時間睡眠に関する問題点」にて述べたとおりです。


もしかすると、現在の睡眠時間が8時間程度であり、かつ熟睡できているにもかかわらず、まだ十分な睡眠だとは感じていない、あるいは十分であるが減らせるまでではないという方がおられるかもしれません。ただ、それは本当の熟睡ではなく、もっともっと深い眠りがあるのです。

(4) 短時間睡眠法(短眠法)の実践にて得られる時間

1日において、仕事に10時間、また食事や入浴等に2時間を費やしたとすると、睡眠時間が8時間であると、残り時間(その他時間)は4時間となります。これに対して、睡眠時間を4時間にすると残り時間(その他時間)は8時間となり、単純に倍の残り時間を得ることができます。


これが、今後の人生の間、毎日積み重ねられるわけですから、非常に大きな差を生むことは明らかでしょう。
それでは、いよいよ、短眠(短時間睡眠)の実践方法については次にお進み下さい。

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