短眠(短時間睡眠)とは?

ここでは、まず睡眠に関する基礎知識を整理し、引き続き、短時間睡眠法の原理や短眠法の実践で得られる時間についてご説明いたします。

(1)睡眠の目的
睡眠には、いくつかの重要な目的がありますが、主なものを列挙すると以下のとおりです。

1.脳を休めること
起きている間、常に活動している脳を休息させ、以後の活動のためのエネルギーを蓄えます
2.体を休めること
筋肉を弛緩させることで休息を与えるとともに、疲労物質である乳酸を処理します
3.自律神経を休めること
交感神経および副交感神経からなる自律神経に休息を与え、調子を整えます
4.ホルモンを分泌すること
睡眠中にしか分泌されない成長ホルモンや下垂体ホルモンなどを分泌します

(2)睡眠のメカニズム
睡眠は、大きく「レム(REM:Rapid Eye Movement)睡眠」と「ノンレム睡眠」に分類することができます。前者は、英語表記のとおり、「眼球が高速運動している」状態を意味します。

レム睡眠:優勢な脳波がθ波であり、体はほとんど動かない。しかし、脳は盛んに活動しており、激しい眼球運動が認められる。深い睡眠ではない。脳の働きは、インプットされている情報を整理することにある。夢を見るのはレム睡眠中に多く、夢に見たことをそのまま行動してしまうと危険なので、筋肉を弛緩させ体が動かないようになっているとも言われる。
ノンレム睡眠:脳が休息状態にあり、激しい眼球運動は見られない。

(3)短時間睡眠法の原理
一般的に、熟睡が得られるノンレム睡眠は、寝始めの10〜20分以内に現れ、3時間程度の間に集中して現れます。以降は、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れますが、レム睡眠の方が多くなっていきます。

実験により、長時間睡眠者と短時間睡眠者を比較してみると、両者とも同じぐらいノンレム睡眠をとっているそうです。これに対して、レム睡眠は、後者の方が大幅に短いそうです。

これらから分かることは、睡眠の効率を良くすることで必要以上にレム睡眠の時間をとらないようにすれば、全体として睡眠時間を短縮することができ、3時間程度にて足りるということです。ただし、3時間程度で必要なノンレム睡眠を確保するためには、熟睡できることが必要となります。

ひょっとすると、現在の睡眠時間が8時間程度で、かつ熟睡できているにもかかわらず、まだ十分な睡眠だとは感じていない、あるいは十分であるが減らせるまでではないという方がおられるかもしれません。ただ、それは本当の熟睡ではなく、もっと深い眠りがあるのです。

(4)短時間睡眠法(短眠法)の実践で得られる時間
1日に、仕事に10時間、また食事や入浴等に2時間を費やしたとすると、睡眠時間が8時間であると、残り時間は4時間となります。これに対して、睡眠時間を4時間にすると残り時間は8時間となり、単純に倍の残り時間を得ることができます。

これが、今後の人生、毎日積み重ねられるわけですから、大きな差を生むことは明らかでしょう。

それでは、いよいよ、短眠の実践方法にお進み下さい。

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