7.心身のリラックス法いろいろ

必要な体力を維持することも大切ですが、精神的にリラックスすることも非常に大切です。私たちがストレスを感じると、身を守るために、体を緊張させる働きがあるノルアドレナリンなどのホルモンが副腎から分泌されます。結果、この体の緊張状態が熟睡を妨げてしまうからです。

1.呼吸法
最も簡単でかつ効果的なものをご紹介いたします。それは、丹田(へその下辺り)をへこませながら息を吐くことと、丹田をふくらませながら息を吸うことを繰り返すというものです。

この時に、息を吐く時間を吸う時間の2倍程度とるのが重要で、息を吐ききるようにして下さい(例えば、6秒吸って、12秒吐くという具合です)。というのも、私たちの体は、息を吸うときに筋肉が緊張し吐くときに緩むことから、吐く方を長く取ることで体をリラックスさせることができるからです。

2.リラックスミュージック
別の簡単な方法としては、リラックスミュージックの活用が挙げられます。リラックスミュージックとは、聴くことで脳波をα波優位の状態にし、心身ともにリラックスさせることを目的としたものです。

クラシック音楽、波の音、α波の周波数を機械的に作ったものなど各種あり、安眠・快眠を目的としたCDも多く販売されていますので、興味のある方は探してみて下さい。

3.アロマテラピー
人間の脳は、臭覚によって感情を司る部分が大きな影響を受けます。この性質を利用すると、ある種の匂いをかぐことで、緊張や興奮を鎮めることができ、よい睡眠のために役立てることができます。

このような働きを香りの良いハーブの製油で行うのが「アロマテラピー」と呼ばれているものです。精神のリラックスのためによいと言われているのは、ラベンダー、マジョラム、ベルガモット、カモミールなどです。

アロマテラピーは簡単です。水に数滴製油を垂らし、専用のウォーマーで温めるだけです。これを寝室に置いておけば、部屋中に香りが広がり、安眠・快眠に導いてくれます。火が心配の方は、電気式のものもありますので、こちらを使用されるのがよいでしょう。

4.入浴
人間の体温は、一日を通して一定ではなく、朝の目覚めの前がもっとも低く、夕方から夜にかけて上昇します。そして、これに引き続き、体温は低下します。人間は、この温度が低下するときに眠気を感じやすく、そのためこれが入眠に最適なタイミングとなります。そして、体温の低下の幅が大きいほど、うまく眠ることができるのです。

したがって、入浴により体温を上げ、入浴後に体温が下がってきたところで就寝するようにすれば、よい睡眠を得ることができます。

まず、38〜40℃程度のお湯(少しぬるめのお湯)にゆっくりと10分〜20分入るのがよいといわれています。これは、十分なリラックスを得るということと、身体の芯まで温めることに理由があります。このようにすることで、入浴後の体温の低下幅を確保することができます。

入浴するタイミングですが、体温の低下にかかる時間を考慮すると、就寝の約1時間前にお風呂から出るようなタイミングが最適です。

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